ご挨拶
この度、24年勤めた不動産仲介会社を退職し、開業する運びとなりました。
開業のきっかけは、24年の業界経験者として、不動産仲介会社が受領する「仲介手数料」について、ずっと疑問を抱いてきたことにあります。
その疑問とは、ただ単に不動産の売買(重要事項説明、不動産売買契約書の作成、決済・引渡しを完了させること)を成立させるだけの業務で、本当に3%の手数料を頂いてよいものなのか?ということです。
上記業務は、宅地建物取引士の資格者であれば誰でもできることですし、その程度であれば仲介手数料は高額であると思われて仕方ありません。
私は、前会社在籍中1,000件以上のお客様と携わってきましたが、「正規仲介手数料を受領できる条件とは何か?」をずっと考えてきました。
人生の中で一番高い買物をする際、誰しも「絶対失敗したくない」と考えるはずです。
その為には、後悔しない家探しや売却を、しっかりサポートしてくれる(人として信用できる)ひとを選ぶことがとても重要となります。
建築や既存建物の欠陥調査、保険、税金、各法律面で多角的で専門資格者に近い知識を持ちつつ、一人ひとり、家族構成や性格が違うお客様に対して、「ホスピタリティ(お客様が将来、後悔しないように先回りしたサポートができること)」をもった提案力と人間力を持ち合わせること。
不動産売買のエキスパートであるのは当然ですが、お客様が失敗や後悔をしないように御守り(守り神)的存在であること。
上記サービスを実践して初めてお客様からご納得して仲介手数料を頂けるのだと、24年の経験と体験から実感いたしました。
また、私自身は、ホスピタリティに自信を持てるようになりました。
お客様は、大手不動産仲介会社の資金力、組織力によって、ある程度の満足感を得ることができるのかもしれません。
しかしながら、私自身が感じたことは、個人の業績や会社の売上を気にするあまり、お客様の大事な財産を任せて頂いている使命を忘れがちになっている営業が増えていることが残念でなりませんでした。
そのような環境にいれば、ホスピタリティをもった提案など、当然できるはずもありません。
お客様が仲介手数料を高いと思うのも当然であると思います。
お客様のお悩みに親身になって耳を傾け、「ホスピタリティ」を重視し、「この人に任せて本当に良かった」と言ってもらえる基本理念のもと、私はこの度起業する決意を致しました。
そして不動産だけでなく、お客様ひとり一人の人生設計にまで携われる会社でありたいと願い、会社名をトータルライフサポートと命名しました。
皆様の大切な財産に関するご相談を心より、お待ち申し上げております。